アフィリエイターは「クズで広告がウザイ」という意見への反論

アフィリエイターは時としてボロクソに言われることがあります。

クズだとか広告がウザイとかしょっちゅうです。

その辺の罵詈雑言について、アフィリエイターの立場として書かせていただきます。

検索結果はほぼ「広告」でしかない

「アフィリエイター」で検索すると「クズ」というサジェストが出てくると思います。

実際、検索結果では、たくさんの記事が表示されていると思います。

その表示された記事のほとんどは、アフィリエイト目的の記事でしかないのです。

つまり「アフィリエイター クズ」というタイトルで書かれた記事は「アフィリエイターが書いている」のです。

この文章があなたの目に触れているという事は、僕の目論見も成功していると言えるでしょう。

アフィリエイターは、サジェストを目ざとくチェックし「何でもいいから自分の記事をトップに表示させたい」と狙っているのです。

アフィリエイターはクズなのか?

その行為がクズなのかと言われれば、ただの主観的な問題だと僕は思います。

クズだと思うなら、そう思ってもらって問題はないのですから。

どう思われようが、記事に需要があると思うならば、それを満たすまでです。

ただ、僕は「なるべく有益だと思っていただけるような記事を書きたい」と思っています。

読み手にとって「役に立つ」とか「興味深い」などと思っていただければ、それが本当の目的なのです。

つまり「役に立つ記事」を提供できれば、それこそが読み手の価値となり、結果としてお金になるのです。

僕はそれをクズだとは思いませんし、思われてもやめません、それだけです。

役に立つかは誰が決める?

では「役に立つか否か」は誰が決めるのでしょうか?

大抵は検索エンジン、つまり「Google」次第です。

もちろん、実際は「読み手の動き」が参照されるのでしょうが、そのデータを元に判断するのはあくまでGoogleなのです。

つまり、大抵のアフィリエイターたちは、ユーザーを意識しつつも、いかに「Googleから気に入られるか」で勝負をしているわけです。

僕自身、Googleから評価を得るために「いかに人の役に立つか?」という事を考えて、日々記事を考えています。

「いかがでしたか?」系の記事が乱立する理由

裏を返せば「Googleにさえ気に入られれば、ユーザーは無視してもいい」などというアフィリエイターもいます。

そういう人の書く記事は「文章量はやたら多いけど、内容が薄い」ものとなっています。

たとえば「いかがでしたか?」系と揶揄される記事が該当します。

無駄に画像を使い、結論を最後まで引っ張り、結果「調べてみましたが、分かりませんでした!」でまとめてしまう記事の事です。

僕自身も、中身のない記事は読んでいて不快になります。

ところが、中身のない記事でも、Googleからの評価が高ければ上位表示されてしまうという、困った事態にもなるのです。

そのため、アフィリエイターはこぞって「いかがでしたか?」系のブログを量産していた時期がありました。

しかし、それはあくまでトレンドに乗った記事が中心であり、需要さえなくなればいずれは読まれなくなるのです。

やがては「価値がない」と判断され、そのうち消えていくものだと僕は思います。

僕の記事もそうならないよう気を付けるばかりです。

広告はつきものである

また、「広告がウザイ」という意見もありますが、これについては仕方がありません。

そう思われてしまう事に、申し訳ない気持ちがないわけでもありません。

しかし、それを埋め合わせられるように「もっと役に立つ記事」を提供しようと心がけています。

僕もアフィリエイトを「仕事」としてやっているので、報酬に見合うほどの結果が出るよう努力しているつもりなのです。

その見返りが広告収入なので、ウザいと思われても消すわけにはいかないのです。

ネットは実は無料じゃありません!!

また、ネットはその手軽さ故「記事や動画が全て無料」だと思う方もいらっしゃいます。

しかし、それこそが大きな誤解と言えましょう。

通信料金はあくまでプロバイダ等に支払うお金です。

それとは別に、ネットに記載された情報とは、基本的に「有料」なのです。

ボランティアや趣味の場合もあるでしょうが、そうでもない限り対価は求められて当然です。

SNSやYoutubeも同様であり「有料」であるが故、広告がつきものなのです。

それに対し「無料で読めないのはおかしい!」と思われるからこそ、齟齬が生まれるのかもしれません。

直接お金を取られているわけではないので、気づきにくいかもしれませんが、間接的にお金を得られるような仕組みがネットなのです。

Wikipediaも有料です

「じゃあ、広告に頼らないWikipediaはどうなんだ!」と思われる方もいるでしょう。

Wikipediaは寄付のみで運営していて、その純資産はなんと1年で1億8000万ドル(約198億円)に達したとされています。ソース↓

ウィキメディア財団の純資産は2019年~2020年の会計年度で1億8000万ドル(約198億円)に達しており、2020年~2021年までの会計年度の最初の3四半期で1億4200万ドル(約156億円)の寄付を集めています。

https://gigazine.net/news/20210531-wikipedia-super-rich

何かを運営するという事は、何かしら見えないところで「お金」は動いているのです。

それを無料で見れるという事は、どこかで「お金を払ってくれている人がいる」からこそ成り立っているのです。

それなのに「ネットの情報は何でもタダで見れて当然」などと、勝手に「無料だと思い込んでいる人たち」もいるわけです。

果たしてその認識で大丈夫なのでしょうか?

たまにそういう人たちがアフィリエイターをクズ呼ばわりする事もありますが、「社会とはそういうものですから…。」という対応を取らざるを得ません。

何かしらに需要があるならば、すぐに供給しようと考える人が出てきます。

それこそが経済・ビジネスとして成立するのです。

そういう社会を勉強しないうちに他人を非難する人もいますが、そのような方はもっと世間に目を向けた方が建設的ではないかと存じます。

それでも嫌なら広告ブロック

とはいえ、好き好んで広告が見たい人は、まずいないでしょう。

僕もテレビCMは飛ばしますし、Youtubeもプレミアム会員に登録しています。

また、Google Chromeを始めとしたブラウザでは「広告をブロックする拡張機能」もあります。

僕もアドオンを利用していますが、脆弱性やら情報漏洩のリスクもあるので、注意は必要ですけれど。

出来る限りの対処は取りつつも「基本的に有料である」「無料ならばリスクを負う」と言う事実を受け入れる事が大事なのではないかと思います。

アフィリエイターへの風当たりは強い

さて、もしかしたら今後アフィリエイターを目指したい、という方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、その道を歩むと軽蔑やら信用を失う事も多々あります。

けれど、どうでもいい他人の視線を気にして自分を押し殺してしまっていいのか、とも思います。

悪口を言う方は、それだけ自分の無知を晒しているだけに過ぎません。

そんな悪口に負けて、思考を放棄して、ビジネスチャンスを逃すのもいかがなものでしょうか。

アフィリエイターはオワコンなのか?

もっとも、アフィリエイターはオワコンとかいう人もいますが、僕も概ねその通りだと思います。

なぜなら、Googleの評価基準は「個人」よりも「企業や専門家」が中心だからです。

今や個人ブログのほとんどは「企業」に淘汰され、隅っこに追いやられてしまいました。

個人である僕も例外ではなく、細々と収益を稼ぐのが現状です。

その一方で、SNSにおいては、自称トップレベルのアフィリエイターが収入自慢をしまくっている事もあります。

そういう人に憧れる人も少なくないでしょう。

しかし、SNSで収入自慢するような方はアフィリエイターではなく、大抵は「情報商材屋」でしかありません。

彼らも「昔」は稼げたかもしれませんが、それは「個人」がまだ強かった過去の話なのです。

結局、現在アフィリエイトで稼げなくなった人たちは「ブログ初心者」を相手に商材を売るしかないのです。

そしてこの行為を「情弱ビジネス」と呼びます。

どうみてもオワコンです。本当にありがとうございました。

日の当たらない道を行く職業である

本来、アフィリエイターとは、日の当たらない商売だと僕は思います。

基本的に1人の作業であり、黙々と続けるしかない孤独な仕事です。

仲間を作ろうものなら「手の内がバレない様に」と、必死に隠しながらニコニコしていないといけないのです。

僕の場合は低収入な上、周囲から理解されたことはほぼないです。

否定的な意見は多数あれど、好意的に思ってくれる人はほとんどいません。

もしいたとしても、「タダでノウハウを教えてもらおう」と近づいてくるハイエナみたいな方だったりします。

世間から何と言われようが、たとえオワコンだろうが、僕はアフィリエイターとして最後まで抗っていくつもりです。

なぜなら、まだギリギリ稼ぐ事が出来ているからです。

もし、大きな組織やより強いライバルが来たらオシマイですが、何とかその隙間を縫って、生き延びようと思っています。

めちゃくちゃカッコ悪いかもしれませんが、そういうアフィリエイターもいるという事で、今回のお話は終わりです。

ちなみに、僕がアフィリエイターに至る経緯とかも書いていますので、ご参考までに

アフィリエイターの現実