アフィリエイトは本当に稼げるのかを実証

副業アフィリのエイタロウです。

今回は第5話、アフィリエイト編となります。

プロローグはコチラ。

それではスタートです。

アフィリエイト塾に86万払った話

僕はゼロからアフィリエイトを学ぶため、高額塾に入るか悩んでいました。

入会金は86万円という、今までに使ったこともない金額です。

受講期間は半年なので月額は約14万。

月2回の講習なので、授業料1回につき7万という換算です。

ためらいはあったものの、2度とないチャンスかもしれないと思いました。

講師の方・Sさんは、本物のプロアフィリエイターという確信もあったからです。

そんなプロから直々に教わるなら、成功がぐっと近づくに違いないはずです。

僕はセミナーで知り合った方と仲良くなり、彼らと相談を繰り返しました。

「この機会を逃せば、一生僕たちは這いあがれない」

「もしやってみてダメだったら、今度こそ諦めよう」

そんな事を話しながら、僕は86万を支払う事を決断。

ついにアフィリエイトを学ぶことに決めたのです。

初心者から始めるアフィリエイト!

初心者がいきなりアフィリエイトと言っても、まず何を始めればいいのか?

その手順から親切丁寧に教わりました。

普通ならサーバーを借りて、ドメインを取得して、WP(ワードプレス)でブログを始めるというのが定石です。

僕も以前はWPを立ち上げた事はあるのですが、正直使い方もよく分からないままでした。

そのため、本当の素人である僕には「無料ブログ」を勧められました。

Seesaaブログを開設して、まずは記事を書くことに慣れる事から始まったのです。

「記事は何を書けばいいか」の答え

記事を書くと言っても、初心者は「何を書けばいいか?」が分かりません。

この点こそが、アフィリエイト塾のもっとも肝心な事でした。

取り扱うジャンルはずばり「漫画」です。

漫画の感想やらネタバレを書いて、電子書籍サイトに登録させるということが、マネタイズ方法なのです。

そして、紹介されたクローズドASPの案件こそが「電子書籍サイト」だったのです。

初心者でも記事が書けるジャンル

漫画のネタバレや感想なら、初心者でもすぐに書くことが可能です。

ストーリーを解説したり、見所や、キャラの魅力を書いたりと、書けることは山ほどあります。

そして、「気になる方は、ぜひ読んで見て下さい!」などと、電子書籍サイトへのリンクを貼れば、それが報酬になるという仕組みです。

しかも、報酬単価は1件成約ごとに3,000円という、かなりの高額!

「これならすぐに稼げるかもしれない!!」と、僕は手ごたえを感じました。

しかし、いきなり始めても、そう上手くいくはずもなかったのです。

1カ月で100記事書け!

初心者が無料ブログで1記事、2記事書いたところで、何の成果もあげられるわけがありません。

そこで、出された課題は何と「1カ月で100記事書け!」という、とんでもないものでした。

「初心者がいきなりそんなことできるわけがない。」

最初はそう思っていましたが、当時の僕は実家暮らしの無職であり、時間はたっぷりありました。

ひたすら電子書籍サイトを漁り、気になった漫画をチェック。

そして、いくつかの漫画をチョイスし、ひたすら記事を書くことに専念しました。

もう後には引けない僕は、アフィリエイトに全精力を注いだのです。

(とはいえ、かつて勤めていた会社では16時間勤務も当たり前だったので、それに比べれば多少は楽な作業ではありましたけど。)

記事数の報告について

また、その晩に何記事書けたかをLINEグループで報告する事を義務付けられました。

僕はノルマ通り、1日ごとに3~4記事ずつ書いたことを報告をしていきます。

しかし、その時に言われたのが「100記事書けと言われら、それ以上のノルマを達成しないと、成長はありません。」という旨でした。

なかなかに昭和のスパルタ節ではありましたが、僕は納得もしました。

「自分で稼ぐ」と考えるなら、やはり期待以上の事をしないといけないのです。

僕はまだ心に甘えがあったと感じ、恥じる事にしました。

その結果、1カ月150記事以上を書き終える事が出来ました。

しかし、それでも1円にもならなかったのです。

1カ月で300記事書け!!

そして、2カ月目に出された課題はなんと「1カ月に300記事書け!」という、さらに恐ろしい課題でした。

1カ月に150記事を書き上げるのもそれなりに大変でしたが、それ以上の事が出来るのだろうか…。

しかも300記事と言われれば、実質400記事を上げるくらいの勢いが必要だと思いました。

となると、もはや考えるよりも先に手を動かすほかありませんでした。

「騙されているかもしれない」と疑う暇もなく、信じ続けるしか道はないのです。

そして、先月と同様に、何かしらの漫画を選び、ひたすら記事を書くだけ。

その分、1記事当たり200文字~くらいの超低品質にはなりましたが、とにかく「数をこなす事」を最優先にしました。

その結果は当然のように0円。

しかし、この300記事チャレンジは、「記事を書く事を当たり前にする」という習慣づけにはなりました。

3カ月目にワードプレスに挑戦

3カ月目は無料ブログを卒業し、WP(ワードプレス)を立ち上げる事になりました。

これまではあくまで研修期間であり、ここからが本当のスタートだったのです。

その際、いよいよ解禁となったのが、クローズドASPとの提携でした。

そして、「新作漫画の広告」を提供してもらえるようになったのです。

この広告によって、僕の状況は一変しました。

僕はこの時、クローズド案件の漫画の破壊力を、思い知る事となったのです…!!

アフィリエイターは広告が命!!

さて、皆さんもWEB上で、漫画の広告を一度は目にしたことがあると思います。

その広告をタップし、もし購入された場合、アフィリエイターは報酬を手に入れる事が出来ます。

そして、僕がまさにそのアフィリエイターになり、漫画の広告を自分のサイトに掲載しました。

その結果どうなったか?

僕はついに報酬をゲットするに至ったのです!

アフィリエイト初月収は14万!!

アフィリを初めての月収は‥‥

なんと14万円!

最初は信じられませんでしたが、これまでの苦労が報われたことを感じました。

そして、僕は死ぬほど喜んだのを覚えてます。

しかも、次の月収はなんと…。

48万円も稼いでしまったのです。

↓これがその時の記録です

悪用転載防止仕様

みなさんが何気なく見ている漫画の広告は、これほど莫大な利益を生んでいるのです。

こうして、僕は念願のアフィリエイターとしてデビューし、収入を得る事が出来るようになりました。

さあ、みなさんも僕と一緒にアフィリエイトを始めませんか…?

・・・というのが、成功体験にありがちな締め方ですよね。

もちろん、このお話には続きがあるので、最後まで読んでいただけると幸いです。

アフィリエイトの収入は一過性?

さて、画像の数字をよく見ていただければお分かりになられると思いますが、徐々に月収は減ってます。

確認のため、もう1度貼っておきましょう。

2018年2月は24万と、まずまず。

しかし、次月はその半分。

さらに5月にはたったの5000円。

どうしてこうなったかと言えば、答えは簡単。

売れる漫画の広告の勢いが、打ち止めになってしまったからです

広告がなければ当然、収入が減るのは明白でした。

徐々に悪化していく状況に、僕はどうしようか悩み続けていたのです。

私の最高月収は85万円です

しかし、ASPは再度「売れる漫画の広告」を新たに提供してくれました。

その結果、稼いだ月収はなんと85万円でした。

あれから何年も経っていますが、僕はこの月収を未だに超える事が出来ていません。

なぜなら、これもまた一過性のものでしかなく、当然収益はこの後も下がるからです。

86万、50万、60万と立て続けに恐ろしい金額を叩き出す事は出来ました。

そのため2018年は無敵状態で、一番調子に乗っていた時期です。

しかし、その後が悲惨でした。

やはり広告の勢いは落ちて20万、15万までに減り、とうとう5桁まで落ちぶれます。

しかも、収入は減っているのに、確定申告はしなければならず、必死に簿記を勉強するという哀れな僕の姿が!!

そして、この後どうなったか。

このクローズドASPは、無くなってしまったのです。

(収益画面を公開できるのは、もはや利用規約も何もなくなったからです。)

つまり収益は0円となり、文字通り振出しに戻ってしまったのでした。

0→1→0へ

さて、SNSにおいて、胡散臭いアカウントが表記しがちな「0→1」とかいう文言。

その続きは1→10→100・・・と増えていくものかもしれません。

しかし僕は0→1→0へと、転落したのです。

広告の停止もそうですが、APSが撤退してしまえば、これまでのマネタイズ方法はすべて無駄!!

僕は1つのASPに依存しまくった結果「月収0円」という、とんでもない末路を迎えたわけです。

僕だけではなく、同じアフィリエイト塾に通っていたメンバーも同様でした。

それと同時にアフィリエイト塾も解散。

第6期ほど続いたようですが、僕の次の代で完全にその姿を消すことになりました。

講師のSさんも、今は表立った活動をされていないので、連絡を取る事もなくなりました。

そして、僕はもう「アフィリエイトはもう稼げない!!オワコンだ!!」と自棄になり、絶望する日々を送るようになるのです。

やっぱり働くしかないか…(2回目)

何もなくなってしまった僕は、バイトでも何でもして就職する他ありませんでした。

とはいえ「成功体験」が足を引っ張り、変なプライドが邪魔をしていたのです。

脱社畜を目指して頑張り、アフィリエイトで半端に成功した結果、また社畜に戻るなんて悲しすぎる…。

ただ、僕には1つだけ手段がありました。

それはプロローグでも書いたように「実家の弁当屋で働く事」でした。

実家で働くのも嫌だった

しかし、僕は実家で働くのはものすごく嫌でした。

築年数は何十年もたっている上、店内が汚い事

週休はたったの1日で、勤務時間も8時間以上と長い。

それでも昔いたブラック部署よりはマシかもしれないと思いました。

デメリットはあるものの、家族関係は良好であり、14~16時までは中休みで、映画を見に行くくらいの暇もあります。

どちらが最善の選択かと考えた時、僕は実家を選んだのでした。

結局必要なのは金

ただし、一番の問題はお金でした。

店から貰える給料は10万円弱。

20代実家暮らしであれば、それでも生活は出来るかもしれません。

ただ、僕が30代、40代になれば両親も高齢になり、いつまで続けられるかもわかりません。

また、僕は当時付き合っていた彼女と同棲を始める予定でした。

(アフィリエイトで稼ぎ始めた時にマチアプで知り合ったのです。)

となると当然、たったの10万で生活を続けるのは絶対に無理です。

そのため、収入を増やすため、僕は営業を回って配達なども請け負うようにしました。

が、それでも足りず、何か手立てを考え続ける日々。

その時に思ったのが、やはり「アフィリエイト」でした。

僕はまだアフィリエイトに未練があったのです。

「初心に戻ってアフィリエイトを基礎から学び直して、もう1度チャレンジしたい。」

そんな風に思いながら、再びブログを開設しようと奮起します。

果たしてそんな目論見は通用するのか…。

それはまた次回に続きます。

次回(第6話)⇒アフィリエイトを続けて得たもの